都内在住の27歳女性です。このたび、パソナキャリアを利用して無事に転職を果たしました。今回は実際にパソナキャリアを利用して気づいたことをご紹介していきます。
もくじ
転職をしようと思ったきっかけ
私は、前職ではメーカーの社内SEをしていました。給料は400万円台後半で決して悪すぎる環境ではなかったのですが、所謂典型的な日本企業といった雰囲気で、女性は結婚すると寿退社するような会社でした。
具体的に転職を考え始めたきっかけは3つあります。
周りの若手がどんどん転職
同期や±3歳ほどの若手社員たちが、次々と転職をしていったことです。IT業界は今、超売り手市場ということもあり、みな名だたる大企業へ転職していき、年収や福利厚生、ネームバリューなどが圧倒的に上がっていました。一番印象的だったのは、仲の良かった1歳年上の先輩の転職先で、年間休日が5日多く、さらに有給休暇日数も将来的に10日も多く、旅行にたくさんいけると楽しそうに話していたことでした。
女性としてのキャリアパスが描けない
前職には女性管理職が全くおらず、自分のキャリアパスが描けなくなったことです。とても仕事のできる30代の女性社員が、妊娠を機にサポート部門へ異動させられ、意気消沈していたのを見て、この会社ではもうキャリアプランが描けないと思ってしまいました。
海外に携わる仕事ができない
もともと英語が得意で、海外に携わる仕事をしたいと思っており、何度もその機会がある部署へ異動させてくれるように上司に話をしたが、実現しなかったことです。大学時代の同級生は、皆世界で羽ばたいているのに、私だけが日本にとどまって仕事をしていることが悔しくて仕方なったことでした。
これらのことが半年くらいの間に重なり、転職しようという意思が固まっていきました。
なぜパソナキャリアにしたか
そんな中転職を考えはじめ、まず最初に行ったのは、転職サイトに登録することでした。テレビCMや町の広告で出ているような大手のサイトにいくつか登録しました。その中で、なぜ最終的にパソナキャリアを選んだかというと、ずばり「大手という安心感」と「転職先の選択肢の多さ」でした。転職サイトは、登録すると公表している転職先の情報が見れるようになるのですが、その中で、自分の希望するような転職先の選択肢が多かったのがパソナキャリアでした。大手かつ顧客満足度も高いということで、1つのエージェントに絞ろうと考えて、パソナキャリアを使うことにしました。
では、実際にパソナキャリアを利用して転職できた、その流れをご紹介します。
HPで会員登録
まず、パソナキャリアのHPで会員登録をします。そうすると、多数の求人や、個人ページが見れるようになります。職務経歴書などの書類関係の提出や、面接の設定、転職先への応募は、基本的にこの個人ページを通して行うことになります。
職務経歴書(草案)、履歴書の作成・登録
会員登録を行ったら、テンプレートに沿って、職務経歴書と履歴書を作成します。
登録をするとサンプルとテンプレートがワード形式でダウンロードできるようになります。
ワードで作成し、個人ページでアップロードorメール添付で添削のやり取りをするような流れです。
ここは、人によっては担当者との面談をしてから作成する場合もあります。スムーズに転職を進めたい場合は、職務経歴書を先にアップロードしておけば、実際の面談の時にスムーズに話が進むので、概要だけでも良いので作成しておくことをお勧めします。
担当者と面談@パソナキャリア本社
会員登録を行うと、すぐにパソナキャリアから面談の設定のための電話がかかってきます。私は、会員登録を行った後すぐに電話がかかってきましたが、年末年始が終わった後に改めて電話が欲しいというと、その通りにしてもらえました。なので、電話がかかってきても、面談したい時期を伝えればその時期にもう一度設定しもらえます。ただし、面談をしなければ転職は先に進まないので注意が必要です。
面談は、パソナキャリア本社の面談ブースで行います。私の場合は定時後20時から設定してもらえました。カジュアルな服装で行って大丈夫です。面談では、女性の30代前半のお姉さんで、とても穏やかな方でした。主にシステム業界を担当しているそうです。
1対1で1時間ほど、キャリアプランや転職先の例を話し合います。ここで、職務経歴書を事前に出しておいたため、狙えそうな転職先の求人票を持ってきてもらえました。また、悩んでいることなどを素直に相談すると、それに合った求人を持ってきてもらえます。
面談後に、考えるにあたってのキャリアプランの過去事例をまとめてメールで送ってもらえました。20代後半~30代前半で妊娠・出産した場合の働き方(育休時短で無理なく働く、残業なし、テレワークありでお給料は下がらずにやりくしてバリバリ働く等)子供が大きくなった後のキャリア(海外赴任、管理職昇進タイミング)などの内容が、いくつかの企業に進んだ際のサンプルとして記載してあり、企業を絞る観点が明確になりました。
職務経歴書添削(提出後2-5日後)
面談が終わった後に、WEBでのやり取りで担当者の方に履歴書と職務経歴書を添削してもらえるので、それに沿って修正をします。
いくつかの業種(ITコンサル、社内SEなど)に応募する場合、業種ごとの職務経歴書を作成しなければいけないので注意が必要です。私は、業種によって自分の経歴で強調する部分(リーダーシップ経験、ITスキル面など)を変えるようにという指摘が入りました。
また、一部企業は、独自の職務経歴書や履歴書が必要な場合があります。しかし、私が応募した中で独自のものが必要だったところに関しては、すべて作成した職務経歴書からの流用で代用できました。
いざ企業へ申し込み(面接調整)(履歴書完成後随時)
履歴書・職務経歴書ができたら、いよいよ企業への応募です。応募先企業は、個人ページに担当者が追加してくれるので、そこからボタンを押すだけで応募できます。いったん応募すると、パソナキャリアの方で、応募先企業と面接の設定をしてくれます。その結果、いくつかの選択肢が個人ページ内で選べるようになるので、そこから第一希望、第二希望を選択して登録します。この際に、どうしても日程が合わない場合は、その旨を伝えると再度調整をしてくれます。その後、日程が決まると、場所や持ち物などの情報が送られてきて、いざ面接という形になります。私は、勤務時間、勤務地、仕事内容、英語が生かせるか、女性が活躍できるかといった観点で企業を絞っていきました。
その中で残念だったのは、勤務地が自宅から遠いところも混じっていたことです。遠すぎるから載せないでくれと伝えましたが、継続的にオファーがあり、検索するときに邪魔でした。
面接前の確認電話の情報が見事的中
面接の数日前に、パソナキャリアの企業担当者(面談の担当者とは別)からの電話があります。ここはかなり重要です。20分ほど電話で、面接先企業の情報を教えてくれます。企業の求める人物像や、過去の面接での質問例など詳細な情報が手に入るので、しっかり聞いて面接に備えます。
実際に教えてもらった質問や情報は面接でとても役に立ちました。例えば、あるコンサルでは、課題に沿って5分プレゼンがあると教えていただき、ケースに沿ったプレゼンをする対策をしていった結果、実際の面接でその課題が出され、対策していった結果を存分に出せました(もちろん面接は通りました)。また、人柄を重視するという情報をいただいた企業は、実際の面接もパーソナリティを出していった結果高評価でした。
ただし、電話は平日にくるので、仕事をしながら転職活動をしていると、仕事中に電話に出なければならないので大変でした。特に会議中に電話がかかってきたときは「しまった、面接前の確認電話だ」と焦りました。
6社ほど受け、そのうち5社内定
いざ企業との面接です。私は6社ほど受け、そのうち5社から内定をいただきました。最終面接までの回数は企業によって2回から5回と幅広かったですが、平均すると3回ほどでした。最初の面接から内定まで1か月ほどで終わりました。
内定承諾時期や給与の交渉もしてくれた
晴れて最終面接を突破すると、内定承諾・給与交渉のフェーズとなります。ここで問題となってくるのが、複数の企業に同時に内定をもらってしまったり、まだ進んでいる企業があるのに、ほかの企業から内定が出てしまったりすることです。私の場合、5社が最終面接まで進んだのですが、内定が出た時期にばらつきがあったので、パソナキャリアの方で、内定承諾の期限を延ばす交渉を企業側としてくれたり、面接を早く進めるように進んでいる企業に促してくれました。
また、給与交渉に関しても、悩んでいる旨を伝えると、企業側に伝えてくれるので、直接交渉しないで済む場合もありました。企業側に交渉の場を設けてもらい、私自身で交渉する場合もありました。
転職して生活の質が向上した!
転職をしてみた結果、正直に言うと、年収は落ちました。ただし、転職先では、女性活躍の推進を協力に推し進めており、女性の役職者が多く自分のキャリアプランをたてる上でのロールモデルとなる方がたくさんいます。また、海外関連の案件を扱うことが多く、英語を生かすことができており、仕事のモチベーションがとても上がりました。また、休みの日数や勤務体系も改善し、以前よりも自由に使える時間が増えました。全体として、年収は下がったものの、生活の質と仕事のやる気は大幅に上がったと感じています。
実際に転職をして、生活の質が上がったのが一番うれしいです。残業が少なくなり勤務時間も減ったので、定時後に料理教室に通えるようになって楽しんでいます。
前職 | 転職後 | |
---|---|---|
業種 | メーカーの社内SE | システム監査人 |
社員数 | 400人程度 | 6000人程度 |
年収 | 400万円後半 | 400万円前半 |
社風 | 典型的な日本企業で、男性中心の職場 | 外資系、女性もたくさん活躍しており、ライフプランの配慮もされている |
まとめ
- 担当者の方が親身になってキャリアパスについて一緒に考えてくれたこと
- 履歴書、職務経歴書の添削をしてもらえる
- 企業との面接時間の設定がHPから簡単にできる
- 企業担当者から、面接前に面接先の企業の求める人物像や過去の質問を教えてもらえる
- 内定後の給与交渉や内定承諾時期の交渉をしてもらえる
- 条件に合わない企業もオファーされる
- 企業担当者からの電話が頻繁にかかってくるため対応が大変
条件に合わない企業でもすすめてきたり、電話を頻繁にかけてくるというイマイチな点は正直あります。
でも、私にとっては、キャリアプランの過去事例や面接で問われる事の情報など、非常に役に立ちました。
私は転職活動前はなんとなく転職するのはかなりハードなのかと思っていましたが、パソナキャリアを使ってみて、意外と負担なく転職できました。今、IT業界は超売り手市場なので、転職を考えている方は、しっかりと転職先を吟味して探すことをお勧めします。パソナキャリアは、なんとなく転職したいと考えている方でも相談に乗ってもらえるので、興味があったら相談だけでもしてみると良いと思います。
ちなみに、次の記事は、なんとパソナキャリアで2回転職している30代男性エンジニアの方の体験談です。