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ワークポート口コミ評判|アラサー女性SEの暴露転職体験記

アラサーの女性SEがワークポートを利用して転職した体験記をお伝えします。

転職のきっかけは残業の多さ

当時、SEとして5年目だった私は残業も何のその!で昼夜土日問わずバリバリと働いていました。

ですがやはり30歳が近付くにつれ体力も底をつき始め、「これがあと何十年も続くのは無理だ…プライベートの時間も取れないし…よし、もっと残業の少ない会社に転職しよう!」
と、思い切って初めての転職を決意しました。

当時勤めていた会社は、社員数150名の中堅SIerで、年収は400万でした。
残業代は全額支給でしたので同世代に比べたら少し多めに貰っていたかもしれません。
ですが、私は何よりも残業時間の少ない会社に就きたかったため、それに伴うであろう年収のダウンは覚悟していました。

なおその時点でのスキルはJava、VBA、Cを得意とし、ポジションは開発メンバでした。

転職サイトに登録してみた

転職サイトは有名どころを数件登録しました。(リクナビネクスト、エン・ジャパンetc)
その時はいずれのサイトもSEは1000件近くの求人が登録・公開されていました。
ですが「残業少な目」などの検索キーワードで絞込検索すると…11件と少なくなってしまいます!

その11件の求人にくまなく目を通したのですが、残念ながら自分のキャリアや条件にマッチする物はありませんでした。

私は夫と共働きの為、遠方の勤務地は難しく、また、WEBアプリケーションエンジニアの経験はあるのですが、インフラエンジニア等のスキルの異なる求人が多く見受けられました。

めげずに転職エージェントに登録する

検索エンジンで「転職 エージェント」入力すると、出るわ出るわ無数の企業。あまりに数がありすぎて、そこからどのエージェントを選んだらいいのか、わかりません。

そこで私は2012年当時、IT専門のエージェントであるワークポートを選んでみることにしました。(2017年現在、ITだけでなく他の職種もサポートしているようです)

ワークポートは当時から電車のドア広告など積極的に広告を出していたので、転職活動に興味がなかった頃から、名前だけは知っていたのです。

評判や口コミこそは事前に調べなかったものの、IT専門のエージェントなら、私のわがまままな要求を叶えてくれるに違いない!と期待を抱き、ワークポートに面談の申し込みをしたのです。

面談申込

ワークポートのサイトから面談の申し込みを選び、個人情報や簡単な転職動機などや、希望面談日等を入力して登録。すると登録したのが日中だったからか、その日の内に面談についてのメールが来ました!とても早かったです。

面談日も、とても早い日程で設定することができ、こちらの都合に合わせて貰えたのが好印象です。

面談の際には履歴書と職務経歴書を持参、と指定されました。
履歴書に記入と顔写真を貼り付け、職務経歴書にこれまでに携わってきたプロジェクトの詳細を記入しました。

職務経歴書はWEB上に記入例がたくさん載っているので、記入の仕方に困ることはありませんでしたね。

ただ、SEの職務経歴書はどうしてもプロジェクト数分冗長になるようなので、所定の職務経歴書を3枚ほど使用する長さになってしまいました。

いざ面談地へ

普段の仕事はビジネスカジュアルなので、クローゼットの奥にしまい込んでいたスーツに、久しぶりに袖を通しました。

サイズが変わっていないことに安堵しつつ、面談地の最寄り駅であるJR大崎を降ります。
実はワークポートを選んだのはこの場所の良さもあったんですよね。

他の転職エージェント会社は新宿で面談を行うところが多いのですが、神奈川住まいの私にとっては大崎の方が近いので、交通費的にとても有難いのです。

さて、駅から5分ほどで面談地に到着しました。受付のお姉さんに用向きを伝え、個室に通されます。

面談スタート

待つこと数分、担当者が2人入ってきました。

30代半ばくらいのスポーツマン風な男性と、新人らしき若さの女性の2人です。

対面の席に座り、男性が、新人教育のOJTの為、新人の女性も同席していいか聞かれました。もちろん聞かれて困るような話はしないので、OKを出します。

持参した履歴書と職務経歴書を手渡し、いざ面談がスタートです。最初に男性が、簡単に自己紹介をしてくださいました。

名前とワークポートにおけるポジション等。ITに関して何かスキルや知識をお持ちであるか、という話はありませんでした。

そして、ハキハキとした口調でエージェント自体の役割を説明してくれました。

マッチした求人を紹介してもらい、希望する企業との連絡役を引き受け、各選考試験後、合否の結果まで連絡してくれる、というものです。

また、履歴書や職務経歴書の添削や、面接練習等も希望があればやってくださるとのことでした。そして、求人企業に見事採用が決定した場合、年収の3割がエージェント側に支払われる、ということまで話してくれました。

希望の求人を伝える

私の職務履歴を簡単に説明させてもらった後に、希望する条件をとして「残業の少な目の企業」をお伝えしたところ、ズバッと「SEで残業少な目なんて不可能ですよ」と冷たい声で言われてしましました…

そりゃ、SEとして残業をたくさんこなせる人の方が採用されやすいのはわかっていますけどね…

だからこそIT専門のエージェントであれば希少な求人を持っていたり、エージェントさんも頑張って探してくれるのかな?と期待していた私の希望はざっくりと斬り捨てられてしまいました。悲しい…

そして、その場では特に求人の紹介はされず、専用サイトeコンシェルで私向けの求人を掲載するので、帰宅してから確認し、そこから申し込んでください、とのことでした。
面談にかかった時間は40分くらいでしたね。

その間、新人の女性はずーっと手元のメモをみたまま下を向いてましたけど、大丈夫だったのかしら…?

帰宅し、求人を確認する

自宅にてPCのメールをチェックすると、さっそくエージェントさんからメールが来ていました。

eコンシェルのマイページにログインすると、50件もの求人が!わーすごーい私にマッチした求人がこんなにあるんだー!と感動です。

ですが、実際に求人を見てみると…

残業時間について特に記載がなかったり、スキルがアンマッチだったり、勤務地が遠かったり、そもそも会社情報に関する記載が少なかったりで、私にマッチしていない求人が紹介されてしまっていたのです。

50件のリスト一覧画面上では求人の特徴の記載がほぼ無い為、いちいち1件ずつ求人情報のページを開いて確認しなければならない手間もありました。

それでも頑張って時間をかけ、50件の求人をくまなく拝見しましたが、やはり私の希望する「残業少な目」といった条件を満たしてくれる求人はありませんでした。

各求人の応募要項にある、年齢に見合ったものをとりあえずまとめて紹介されたような、内容の精査がされてない紹介だなあという印象でした。

SEを一旦諦めてみる

SEとして就職するのであれば残業時間との戦いは免れない為、将来を考えた私はSEという職を一旦諦めました。

前職の経験を活かせるSEサポートの求人を転職情報サイト上で探し、そして残業20時間までの求人を発見することができたのです。

実際にその企業に応募し、面接の場になると相手側から「うちではSEも募集しているんだけど、もしよければ残業時間に制約つけさせてもらうからSEとしてうちに来ませんか?」という嬉しいお誘いをもらったのです。

この絶好の機会に私は承諾し、その企業でSEとして働くことになりました。雇用契約の際も、残業時間20時間以内ということを文面に残してもらえました。

年収はもちろん減収で、320万になってしまいましたが、それ以上にプライベートな時間の確保という大きなメリットを得ることができましたので、大満足です。

再就職後に携わったプロジェクトでは、これまでのJavaの経験を活かせたものでしたので、開発メンバとして即戦力で活躍することができました。就職開始が2012年10月で、再就職が2013年1月でしたので、転職活動期間は3か月でした。

まとめ

  • 転職サイトに掲載されていない求人も探せる
  • 面談申し込み~予約まで期間が早い
  • 紹介できる企業が多い
  • エージェントとのやりとりが背中を押してくれる
  • 希望内容にケチをつけられた
  • 紹介される企業は求職者の希望に対して精査されていない

正直、今考えると私のように既婚女性エンジニアの場合は、はたらいく、とらばーゆ、等で探したほうがよかったかなと思います。そちらのほうが出産、育児休暇について手厚い求人が多いので。

とはいえ、非公開の案件を大量に検討したい方や、とにかくスピード重視でどんどん受けていきたいかたには、合っているかもしれませんね。