最近プログラミングの世界でもよく聞くようになった「メンター」という言葉があります。メンターの必要性と探し方についてご説明します。
プログラミングのメンターの必要性
プログラミングの学習において、「メンター」の存在について最近よく語られています。メンターというのは日本語でいう「師匠」のような存在です。
プログラミングは初心者にはとても難しくてつまずくことがたくさんあります。そもそも何を学習していいかわからない、という悩みを持つ人が多いです。
そんななか、経験を積んだ先輩に指導してもらえれば、つまずきを最低限に抑えられて効率よく学習できます。
なので、プログラミングの学習にはメンターが必要だ、と言われています。
個人的にはプログラミング以外の仕事にもメンターは必要だと思います。ですが、通常は会社の先輩などがメンターに該当するのでその他の職業ではとりわけメンターについては語られることが少なのだと思います。
ですが、プログラミングという仕事は、会社という枠にとらわれない仕事だし、学生などでも学習する人が増えているので、このメンターという存在が語られやすいのだと考えています。
プログラミングのメンターの探し方
プログラマーとして就職する
まずプログラマーやエンジニアとして就職できれば、職場の先輩がメンターのような存在になってくれる可能性が高いです。その先輩にとってもあなたがプログラマーとして成長してくれたほうが、仕事がスムーズに進むので、快く指導してくれるはずです。
勉強会に参加する
とはいえ、プログラマーとして就職できるレベルの人は、すでにメンターがいらないレベルと言えるかもしれません。本当の初心者がメンターを探すには勉強会がおすすめです。
などの勉強会検索サイトで、お近くの勉強会に行ってみましょう。おすすめは何百人も集まる大規模なものではなく、数名程度のこじんまりしたものです。
大抵主催者の人は教え好きな人が多いので、何度か通うといろいろ質問できるような関係になれます。
有料のサービスを使う
プログラミング教育のサービスでは、しっかり担当のメンターをつけてくれるサービスがあります。そのようなサービスを使えば、遠慮なく質問することが可能です。
メンターとの関係についての誤解
有料のサービスにてメンターという言葉がよく使われるようになったので、メンターという言葉の意味がちょっと誤解されているように感じます。なんでも聞いて良い家庭教師のような存在だと思っているかたもいるのではないでしょうか。
私はメンターとの関係は、有料でないかぎり「師弟関係」だと考えています。
なので、教えてもらうにもなんでもかんでも聞くのではなく、まず自分で調べてみて、自分なりの仮説をたててから質問する、などのように丁寧かつ真剣に質問するべきだと思います。
そして、できるかぎりメンターへの恩返しをする姿勢も大事です。例えば、メンターの仕事を手伝ってあげる、などもしてみてもよいかもしれません。
このように緊張感をもった関係にしておくことで、成長できるスピードが圧倒的に早くなります。自分で調べたり、考えずに質問してしまうようでは、なかなか成長はできません。