38歳の女性派遣社員がギークガールラボで受講しました。事前に口コミや評判を探している方に向けて体験記事をお送りします。
40代に入るまでに技術習得したい!
理系の学部で大学を卒業してからずっと、主に分析・解析業務を行う専門職の派遣社員として働いてきました。
幸いにも、一度も途切れることなく派遣契約を更新してもらえていましたが、二人目の子供を出産、育児休暇を終えて職場復帰を果たした頃から、自分の置かれている状況に対して疑問を抱くようになりました。
本当にこのままで良いのだろうか?他に選択肢があるのでは?
という考えが日に日に増していったのです。
毎日、保育園のお迎えぎりぎりの時間まで働き、休日出勤になることもある。子供と向き合う時間・家事にかけられる時間はどんどん減っていく。
そんな忙しさが続いても、やはり将来の安定した雇用に対する不安は募るばかり。そんな自問自答する日々を数か月経て、
40代に入るまでに、とにかく何かしら新たな目標に向けて動き出さなくてはきっと後悔する!
という結論に至ったのでした。
そして、近い将来小学生の必修教科になる、というニュースもあり、その頃とても気になっていた「プログラミング技術」の習得を目指すことを決意したのです。
思い立ったら、行動せずにはいられないので、その翌日のお昼休みには、会社近くの書店に駆け込みました。とりあえず、まずはプログラミングの基礎だけでも理解しておこう、と思ったのです。
しかし、その後一瞬にして自分の考えの甘さに気付かされました。
そう、プログラミング言語にはあらゆる種類があり、私の薄い知識では、何をどのように学べばいいのか全く分かりませんでした。
そしてその後、こう悟ったのです。
やはりプロに頼ろう。
オンラインスクールの選択肢
とはいえ、プログラミングスクールに通ってみっちり学習する、ということは当時の私には不可能なことでした。
年齢的(当時は38歳でした)にも経済的にも余裕があるわけではないし、何より仕事、家事、育児を除いて自分自身のために使える時間は
ごくわずかしかありません。
そうなると、残された選択肢は一つ、
オンラインスクールで技術習得を目指す
ということになります。
それから、私でも続けられるようなオンラインのプログラミングスクールを、念入りにネットでリサーチしました。
というのも、私はこれまで、語学やその他の専門的資格の、オンライン教材を購入した経験があったのですが、どれもただなんとなく、ダラダラと続けただけで、結果としては散々でした。自分の知識として残ったものは何一つなく、時間とお金を無駄にしてしまったのです。
年齢的に考えるとこれが最後のチャンスであり、今度こそはもうその失敗は許されません!
そして、たどり着いたのが、GeekGirlLaboでした。
私がGeekGirlLaboに決めた理由
最終的にGeekGirlLaboでの受講を決めた具体的理由は、以下の通りです。
- 女性目線にたったスクール
- コース内容が充実
- コース終了後のサポート制度がある
女性目線にたったスクール
まず、女性により設立された女性のためのプログラミング教室であるため、年齢・経歴に関係なく全ての女性の技術習得に焦点をあてているところに強く惹きつけられました(女性専用なため、ホームページもとてもオシャレでかわいいです)。
卒業生のインタビューを見ると、文系出身者や、一人で子育て中のママなど、プログラミングを学びたい、という気持ちさえあれば誰でも受け入れられるような印象を感じました。
また、1コースを通じて一人の担当指導者に学べるチューター制度が設けられています。基礎的な入門コースではEメールで、それ以上のコースになると、会員専用サイトで担当のチューターが課題の評価や質問事項の一つ一つに、丁寧に対応してくれます(スカイプやチャットなどリアルタイムでのコミュニケーションはありません)。
そのチューターの方々も全て女性、しかも皆スクールの卒業生であり、自分と同じような境遇出身なので、気軽に質問できそうかな、と思いました。
コース内容が充実
コースは学びたい目的に合わせて、色々と組み合わせることが可能でした。
私のように、プログラミング初心者で何をどう学んでいったら良いか、知識がゼロの人でも、ホームページ上で受講コース診断ができます。
さらに、都内のオフィスに赴くことが可能であれば、無料相談会に参加して、コース内容の詳細や卒業後の進路について直接確認することができます。
私の場合、Webプログラミングをがっつり学びたかったのですが、全くの素人であったため、まずは全ての基本となるHTML入門コースを受講し、終了後にエンジニアコースを受講するという、エンジニア入門コースを選択しました。
もちろん、基礎知識がある人は、エンジニアコースのみ受講することも可能ですし、あるいはさらに上を目指したい人は、HTML入門コース+エンジニアコース+アプリ開発コースのセットを受講するなど、自分の現在のレベルや今後やりたいことに従って、受講コースを選択することができます。
コース終了後のサポート制度がある
私が受講していたエンジニアコースでは、コース卒業後もプロジェクト制度というものが設けられていました。
就職時や、仕事案件を獲得するためには、実務経験や実績が必要になります。エンジニアコース終了後は、実際にプロジェクトの現場に入って実務経験を積んだり、ポートフォリオ(作品集)に書くことができる実績を手に入れたりすることが可能です。
また、転職サポート付のコースもあり、そちらではコース終了後に面接サポートや転職先の紹介を受けることができます。さらに、転職が決まった卒業生には、最大10万円のお祝い金制度があります(受講料が実質無料になります)。
家事・育児の合間の時間を利用し在宅ワークを目指す人には、受講中からインターンを開始することができ、そのまま就業することができるコースも用意されています。
このように、卒業後もそれぞれの生活スタイルに合わせ、実際に仕事を得るまでのステップが明確にされていて、安心して学習に取り組めるようになっています。
実際のコース内容
私が受講したエンジニア入門コースの実際の内容をご紹介します。
HTML入門コースは、HTMLとCSS、WordPress、実習の3パートから構成されており、最短4週間で終えることができます。
HTMLとCSS演習では、Webサイトの構成からそれをデザインする基本のスキル、HTMLとCSSについて学びました。
これまで理系出身で、毎日パソコンによる作業をしてきたのですが、Webサイトがどのように成り立っているかなど、基礎的なことでさえ全く分かっていませんでした。
そのため、送られてきたテキストを進めるごとに、本当に新しい発見がたくさんあり、楽しみながらコースをスタートすることができました。
WordPress演習では、ブログ記事の作成方法について学び、コースの最後では、実際に広告ホームページを作成する実習を行いました。
こうしてHTML入門コースが終了すると、エンジニアコースに進みます。
エンジニアコースではJavaScriptの基礎知識、PHPによるプログラミングおよびデータベースとの連携について学び、コースの最後には、実際の開発案件の作成実習を行います。
HTMLの基礎知識がある人は、最短2か月で終えることができます。
これまでの入門コースからテキストでの学習内容も難易度が一気に上がりますが、HTML・CSSとは異なり、Webページに組み込んで様々なアクションを起こすことができ、ワクワクしながら学習に取り込むことができました。
以上が実際のコースで取り組んだ内容となります。
ちなみに、このエンジニア入門コースの受講料は、228,000円(税込み)でした。
おそらく、他のオンラインスクールと比べると、若干高めの料金設定ですが、充実したカリキュラム内容およびサポート体制を考慮すると、納得できると思います。
学習を終えて感じたメリット
以下に、オンラインスクールGeekGirlLaboでプログラミングを学習してみて、実際に感じたメリット・デメリットをまとめます。
時間の制約がない
これがやはり一番のメリットだと思います。
特に家事・育児に追われている女性にとっては、隙間時間を最大に有効利用できるか否かが大きな鍵となります。
また、仕事帰りや、休日にわざわざ電車に乗って出向く必要はなく、好きな時間に家着のままでパソコンに向かえば良いので、通学時間が節約できます。
そして、受講日・受講期限なども設けられていないため、自分のペースで進めることができます。
私の場合、受講終了までに約2年かかったのですが(HTML入門コースに1年、エンジニアコースに1年)、受講期間中に引っ越しを挟んだので、1か月全く自宅でパソコンを開けない時期もありました。
じっくりと質問ができるチューター制度
例えば1レッスンを自宅で教材を見ながら行っていると、やはり自分一人では理解できないことや疑問点なども見つかります。
そんな時は、その日やった中で、意味が理解できなかった点や、課題で上手くいかない点などをまとめ、それらを箇条書きにしてチューターにメールや会員専用サイトで質問することができます。
言葉だけではうまく説明できない時は、表示画面をプリントスクリーンで取り込み、それを送ることもできました。
もし、それがオンラインではなく通常の教室であれば、その日の授業が終わってすぐに、その日の疑問点をうまくまとめて教師に質問する、ということはきっと難しいでしょう。
さらに翌週までにまとめる、ということになると記憶も薄れてしまいます。
また、質問のやり取りは、パソコン上で記録として残っているので、後々いつでも振り返って復習することもできます。
学習を終えて感じたデメリット
続いてデメリットです。
モチベーションの維持が難しい
プログラミングに限らず、オンラインスクールの最大のデメリットはこれに尽きると思います。
決まった時間に、決まった課題をやらなくていいので、慣れてくると、「今日は眠いから明日にしよう」、「課題はもう少し時間に余裕ができてからにしよう」と、自分の都合でスケジュールを変更してしまうことが増えてきてしまいます。
私の場合、平日は子供が寝た後1~1.5時間くらい、土日は子供が昼寝をする2時間くらいを学習時間にあてるよう計画をたてていましたが、平日残業が続いたり、土日に体調を崩したりなどで、なかなか計画の通りに学習を進めることができない時期もありました。
また、周囲に同じ目標を持って学習する仲間もいないため、どうしても通常の教室よりは張り合いがなく思えてしまいます。
レッスンが思うように進まないこともある
レッスンの内容で、例えばわからない専門用語があったとします。
そうすると、それを自分でネット検索する、あるいは過去の教材の内容から探し出してくる。しかし、調べていくうちにさらにわからない言語に出会い、それを調べていく…。
このようなことを繰り返していると、なかなか元のレッスンの内容に戻れなくなってしまいます。
きっとプロの講師が行う授業であれば、前回のおさらい点や難解な用語についてはサクッと説明してくれるでしょう。
実際、エンジニアコースに入ってからは、それまでの入門コースに比べてコードの書き方など格段に難しくなり、1レッスンを終了するまで数週間を要することもありました。
まとめ
プログラミング技術習得の以下のスケジュール管理、
- テキストを使用した学習
- 課題の作成
- 学習内容・習得技術の復習
を、自分自身である程度実施することができる人であれば、スクールに通うよりもむしろ、オンラインスクールの方が効率的と言えます。
特に、3の復習に割り当てる時間が大事で、ただ単にテキストを淡々と進めるだけではなく、それを丹念にふり返り、疑問点・ミスした点をしっかりと確認し、いかにそれを自分の技術に変えていくことができるかが、オンラインスクールで成功する鍵と言えるでしょう。
周囲にいつでも質問できる講師、同じ目標を掲げ励ましあえる仲間がいないので、強い目的意識を持って自分自身でたてたスケジュールをこなしていかなければなりません。
それらが実現できそうな人にとっては、GeekGirlLaboはまさに、理想的なスクールであると思います。
実際の学習を終えてみて、受講前に抱えていた将来への不安が完全になくなったわけではありませんが、技術的にできることの選択肢が広がった分、自分自身に自信が持てるようになりました。
今後はエンジニア分野以外においてもプログラミングの学習を続け、さらに応用力を身に付けていきたいと思っています。
ただ、受講後に知ったのですがギークガールラボの料金は少し割高です。
実は、業界大手のテックアカデミーというスクールの方が安く受講できます。(12万9千円~)
また、テックアカデミーでは、メールやチャットの質問だけでなく、週に一回テレビ電話ソフトを使ってのメンタリング(相談)をするので、文字だけで疑問点を伝えるのが不得意な方にとってはちょうどいいかもしれません。毎週担任のメンターと会話をするので、文字だけよりもモチベーションが維持しやすいと評判です。
こちらも未経験の女性の方が多く受講していますし、無料で1週間受講することができます。一度試してみるのもいいかもしれません。
ちなみに、どのスクールを選ぶにしても、無料体験で事前に試せるところがオススメです。たとえ評判の良いスクールであっても、やはり人によって合う合わないがあり、説明を受けただけではわかりません。合わないスクールを選ぶリスクを少しでも減らすために、短期間でもいいので無料体験を受けてみてください。安い買い物ではないので。。。
実際にテックアカデミーを受講した30代の女性に体験談を書いて頂きました。