飲食店を運営している自営業の30代男性の私がProgateの有料コースを受講しました。事前に口コミと評判をお探しの方に向けて体験レビューをお伝えします。
もくじ
Progateを受講した経緯
「自分でゲームを作ってみたい!」
私は飲食店を運営している自営業の30代男性です。
週末は忙しいのですが、平日はけっこう自分の時間を持つことができます。この時間を有効に使いたいと思ったので、何をすればよいのかとあれこれ考えを巡らせていました。そんなとき、ふと小学校の卒業文集に書いた夢を思い出しました。
それは「ゲームクリエイターになりたい」という夢でした。
30歳を越えた今、子どもの頃の情熱がよみがえってきました。
「とはいえ、何から始めればよいのかわからない……」
「さあ、ゲームを作ろう! 」と意気込んだものの、ゲームを作るために何から始めればよいのかまったくわかりませんでした。シナリオやゲームデザインは思いつくものの、それを形にする手段が私にはなかったのです。
調べていくと、どうやらプログラミングを覚えればよいことがわかりました。
さっそく学習しようと思ったのですが、文系畑を進んできた私には参考書で独学はハードルが高いし、自営業で時間があるとはいえスクールに通う時間はありませんでした。
どうやってプログラミングを学べばよいのだろうと途方にくれました。
「いつでも気軽に学べるものはないものか……」
「やっぱり諦めようかなぁ」と思っていたころ、会社員の頃、英会話を習っていたことを思い出しました。仕事が忙しくて、英会話教室に通うことはできませんでしたが、オンラインでネイティブスピーカーと話すサービスを利用していました。
プログラミングにもオンラインで学べるサービスがあるかもしれない。
そう思って探してみると、Progateを見つけました。
オンラインのレッスンなのでいつでもどこでも受講できること、さまざまな言語のレッスンが用意されており、どれでも自由に受講できることの2点に魅力を感じて、さっそく利用してみることにしました。
Progateをはじめてみた!
最初は無料プランで
Progateには、無料プランと有料プランの2つのプランしかありません。
無料プランでは、「HTML初級編」「Ruby基礎編」といった基礎的な内容の15レッスンを受講することができ、有料プランにすると中級編や実践編の全63レッスンが解放されるという仕組みです。
無料でレッスンを受講できるので、お金を払ってからレッスン形式が合わなくて公開するということがありません。
私は無料プランで受講できる15コースを一通り体験してから、有料プランに変更しました。有料プランは月々980円(税込)なので、かなりお得だと思います。
また、レッスンを始めるために必要なソフトは特にありません。すべてブラウザ上で行われるので、ProgateにログインするだけOKです。そのため、どのPCを使ってもすぐに利用できるので、より利便性が高いサービスだと思います。
レッスン形式
1つのレッスンは10~15程度のパートに分かれています。
まずは学習用のスライドを見ることから始まります。このパートで学ぶことは何なのか、どうやってコーディングすれば望む結果を得られるのかについて、簡潔に書かれています。
次に、実際にプログラミングをします。
入力画面の左横にはこのパートでコーディングすべき内容が書いてあるので、初心者でもコーディング可能です。右横には、プレビューと見本があり、途中経過を確認したり、最終的な出来上がりを確認できます。
学習と実践が一つのパートになっており、学んだことをすぐに手を動かして体験できるので、初心者でも覚えやすくなっています。
なお、1パートの内容はそれほど濃いものではなく、学習と実践を合わせて10分もかからずに終わるものが多いです。ですので、ちょっとした隙間時間にも学ぶことができます。
Progateで学べる言語とおすすめコース
Progateではさまざまなプログラミング言語を学ぶことができます。
Webページの見た目を作るHTML&CSS、動きのあるWebページをつくるために必要なJavaScript、JavaScriptのライブラリであるjQueryをはじめ、Ruby、PHP、Java、Python、Swiftなど人気の高い言語のレッスンがずらりと並んでいます。
学ぶ順番などは指定されていません。どの言語でも自由に学び始めることができます。プログラミング言語は作りたいもので決めた方がよいと言われますので、予め決まっている人は躊躇せず始めることができると思います。
私は、というと、ゲームを作りたいという目標はありましたが、Webブラウザでできるものなのか、iPhoneやandroidのアプリとして制作したいのか、という具体性を持っていませんでした。無料プランで、全てのプログラミング言語の基礎レッスンを学習しましたが、それでもまだ決まりませんでした。
本来は先に作るものを決めるべきですが、さまざまな言語に触れていく中で、作るものを決めたいと考え、まずは、Progateのおすすめする順番で言語を学んでいく事にしました。
Progateのおすすめコースは以下の通りです。
このコースを学ぶことで、TwitterやFacebookといったWebサイトを一人で作るだけの力が付くとのことです。
TwitterやFacebookの類似サイトを作りたいわけではありませんが、作成していく中でゲームに利用できる知識を学習できるだろうと考えて、おすすめコース通りに学習し始めました。
ゲーム感覚で学ぶことができる
Progate はただ坦々とプログラミング言語を学んでいくだけではありません。
各パートをクリアすると、経験値がもらえます。経験値を貯めていくと、レベルがアップしていきます。レベルが上がっていくことで、自分の成長を実感することができます。
一日、一週間で得た経験値や、積み重ねてきたレベルは、ランキング形式で公表されていて、他の受講者と競い合うこともできます。自分以外にも頑張っている人がいることを実感できるので、モチベーションはより高まります。
また、学んだ言語のレッスン進捗具合は、グラフで表示されています。最初は歪な形になっていますが、レッスンを進めるごとにだんだんと丸に近づいていきます。このグラフでも自分の頑張り具合を確かめることができます。
受講修了を決めるのは自分
他のサービスのように、受講修了という概念がProgateにはありません。
すべてのレッスンを学び終えても、そのまま有料プランのままでいることができます。
「有料プランのままでいるメリットなんかあるの?」と思われるかもしれませんが、もちろんちゃんとあります。
まず、学び終えたレッスンを再受講することができることです。レッスンを進めていくと、過去に学んだ知識を利用することが多いですが、その知識がうろ覚えでうまく使えないことが多々ありました。そういった時は過去のレッスンに立ち戻って、もう一度学び直すことができます。繰り返しのレッスンで、知識をより確実に定着させることができます。
次に、現在進行形でレッスンが増えていることです。すでにあるプログラミング言語のレッスンに新たな課題が追加されたり、いままでなかったプログラミング言語が追加されたりと、サービスがより充実していきます。
私はまだまだレッスンが残っていますが、知識がしっかりと定着するまでは有料プランのままにして、何度も過去のレッスンを繰り返していきたいと思っています。
実際に受講してみて良かったところ
一番良かったところは、レッスンの内容がかなり細かく、かみ砕いて説明されているところです。プログラミング言語を初めて学ぶ私にとっては、一つ一つしっかりと理解しながら進むことができるのは、非常にありがたいことでした。
また、受講時間や場所を選ばないこともうれしいところです。PCさえあれば、いつでもどこでもオンラインでレッスンを進めることができましたし、1パートが10分しないくらいの容量なので、ちょっとした空き時間でもキリが良いところまで進めることができました。
受講してみて良くなかったところ
実践編のレッスンになると、かなり曖昧な指示のもとにプログラミングをしなければなりませんでした。なんとか試行錯誤してコーディングしてみて、パッと見では見本と同じになりました。
しかし、判定は×。
なぜ×になったのかの説明も不十分なので、闇雲に訂正しなければならずストレスが溜まりました。
また、理解しづらい部分があっても、誰にも聞くことができません。基本的には説明通りなので、それほど困難な内容ではありませんが、それでもつっかかってしまうことがあります。その時は自力でなんとかするしかありません。web検索を駆使してなんとか解決しましたが、丁寧に解説してくれる人がいたら、時間を節約できたと思います。
まとめ
オンラインで受講すると基本的に個人作業になりますが、経験値やレベルのランキングがあったおかげで、一緒に頑張っている人たちがいるとわかり、モチベーションを保つことができました。
多くの人におすすめできますが、特に以下のような方におすすめします。
- 自分で学ぶ意欲がある人
- まとまった時間を取りづらい人
- 自分である程度は調べることができる人
- どの言語を学ぼうか迷っている人
- 実践的なスキルを身につけたい人
私は現時点で3か月間受講しましたが、ホームページの作成やデザイン、簡単なアニメーション等の動的な効果を実装することができるようになりました。
今後はゲーム制作に向けて、より知識を蓄えていきたいと思います。まだまだ初心者の域を抜けてはいませんが、これからもProgateで継続して学習していきます。